2014/10/09

【ほとゼロコラム】オトナも楽しめる大学祭

東京外大の外語祭

最近、大学に足を運ぶとあちこちで大学祭の立て看板やチラシを目にします。そうです、秋です、大学祭です。つい最近まで、やっと涼しくなってきたなと思っていたら、もう肌寒くなり、そろそろ大学祭シーズンに突入です。ということで(どういうことで?)、今回は大学祭を楽しむには、どうしたらいいかを思いつくままに紹介していきます。


■学びが全面に出た大学祭が面白い!!
さまざまな大学で、さまざまな大学祭が開催されますが、その中で特に面白いのは、自校の学びを上手く取り入れているものではないでしょうか。

たとえば、28もの国・地域の語学を学べる東京外大の「外語祭」なら、これら国々の料理が食べられる専攻語料理店が出店され、さらに各国の言葉による語劇が開催されます。

また、人気大学祭として毎年メディアに登場する東京農大の「収穫祭」だと、野菜の無料配布や動物とのふれあい体験、模擬店での野菜や果物の販売など、農大らしさが全面に出ています。さらに東京海洋大の「海鷹祭」は。マグロの解体ショーがあったり、さまざまな海産物が楽しめる模擬店が出店されたり、さながらシーフードフェスといった感じです。

全体的な傾向として、私立より国立の方が、自校の学びを活かした大学祭をする傾向が強いように感じます。それに、外大、農大、芸大といった専門がはっきりしている大学の方がエッジを立たせやすいというか、特色ある個性的な大学祭が多いように感じます。


無料で貴重な講演会に参加しよう!!
大学祭では、旧帝大や早稲田、慶應といった学力の高い大学を中心に、けっこうな数の大学で著名な知識人や企業家を招いた講演会が開催されます。これら知的な講演会があるのも、大学祭が“大学”の祭だからこそ。大きな魅力です。

今年の京大の「11月祭」だとニコニコ動画でおなじみの(株)ドワンゴの代表取締役である川上量生さんが登壇しますし、神戸大の「六甲祭」だとプロフィギュアスケーターである鈴木明子さんが講演をするようです。

他にもいろいろな人が、いろいろな大学祭に登壇するはずなのですが、学園祭が開催されるのが10月末から11月初旬とほんの少し先のため、調べてみてもほとんどの大学が「近日公開予定」でした(残念)。

ちなみに、これら大学祭で開催される講演会は、ほとんどが無料。普段テレビや書籍を通してしか知ることのできないビックネームから直に話を無料で聞ける、これだけでも大学祭に行く価値アリといった感じです。

大学祭というと、学生たちの模擬店が並び、やけにテンションが高いイベントというイメージを持つ方が多いように思います。でも、なかには大学の特色や学問分野を活かした魅力的なものがあるし、著名人の講演会などアカデミックな企画も少なくありません。

若者が楽しめるのはもちろん、いいオトナだって十分に満足できるので、ぜひ一度、近隣の大学祭を調べてみてはいかがでしょう?

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