2018/06/15

脇役が輝く1日で、オーキャンにさらなる深みを(拓殖大)


オープンキャンパスで何を伝えるべきか、どう伝えるべきか。ちょうど今がオープンキャンパスの告知ツールをつくる時期ということもあり、大学の職員さんたちとたびたび話しをします。そのなかで、職員さんたちから感じるのは、内容がマンネリ化していて何かを変えたい、というほわっとしたニーズです。

実際のところオーキャンにはプログラムとして外せないものが多く、簡単に変えられないからこそ、こういうニーズが出てくるような気がします。でも、毎回のプログラムを根本からいじならなくても、ちょっと工夫をすることで、オープンキャンパスの見え方を変えることができるかもしれない。拓殖大学のイベントには、そんなヒントがあるように思います。

2018/06/09

雑誌系大学案内から気づいたこと。大学案内が変わると広報戦略が変わる(岐阜聖徳学園大)


先日、会社の近くの紀伊国屋で本をぼんやり見ていると、近畿大学の大学案内『近大グラフィティ』が売っていました。近大のキャンパスに近いわけでもなく、ビジネス街にある紀伊国屋です。大学との縁もゆかりもないところでも“売れる”と店員に思わせるわけですから、この大学案内は、もう立派な雑誌なのでしょう。

ちなみに今年は、エイ出版の『世田谷ライフ』と駒澤大学がコラボして『駒澤ライフ』という大学案内兼雑誌も販売されていて、ほんのちょっと話題になりました。さらに、これに続けとばかりに、岐阜聖徳学園大学でも地元の出版社とコラボした雑誌が出版されたようです。

2018/06/02

教員は専門家であるとともに賢者であれ。大学教育を別角度からアピールする試み(一橋大)


受験生にとって、志望大学の教育内容というのは、当然、興味のある情報です。しかし、よっぽど特徴のあるプログラムでなければ、どの大学であっても同系等の授業は、けっこう似通って見えてしまいがちなのが実際のところではないでしょうか(とくに座学)。

では、何をもって自校の教育の質を伝えればいいのか。難しい問題ではありますが、一つの手法として、何を学べるか、ではなく、誰に学べるか、にスポットライトを当ててみるというのはアリなように思います。一橋大学の学生が取り組むウェブサイトは、この教員の質を伝えるうえで、よいヒントが含まれているように感じました。

2018/05/25

反則タックル事件で、日大がやったことと、これからできること(日本大)


ここ最近、連日のようにニュースで、日本大学アメフト部の反則タックル事件の報道がされています。記者会見で司会をした日大の広報職員が、日大ブランドは落ちないとなぜか明言していましたが、大きく落ち込むことは必然です。それどころか、入試広報(受験生向け広報)、大学広報(ブランド広報)ともに、それぞれ理由は違うものの、落ち込んだ信頼を回復させるのには、並大抵な努力では難しいのではないかと思います。

2018/05/19

大学経営にも影響する!? 大学は保護者の熱量にどう向き合うか(関西大)


内定先企業が就活生の親に就職の承諾を得る「オヤカク」などに象徴されるように、昔に比べて学生が親から受ける影響は大きくなっています。これは学生が親を頼るにようになったから、というのもあるかもしれませんが、それよりも子どもに興味をもつ(干渉したがる)親が増えてきたからというのが原因として大きいように思います。

そして、この親たちの興味や心配にどう応えるかは、大学にとって腕の見せどころです。以前、近畿大学では、このニーズに応えるべく保護者向けのポータルサイトを開設して話題になりました。今回これとはまた違い、アナログだけどパワフルなアプローチで、親たちのニーズを受け止める大学を見つけたのでご紹介します。

2018/05/12

大学の価値を高める、“教育と研究の拠点”だからできる広報じゃない広報(龍谷大)


前回の京都産業大学の記事に引き続き、今回もユニークなウェブマガジンをご紹介します。今回のものは“産近甲龍”という近畿エリアの準難関私大として京産大とともにグルーピングされている龍谷大学のウェブマガジンです。京産大の取り組みと比べると、インパクトでは負けるかもしれませんが、よくよく見るとこちらの方がとがっているのかな、という気がします。

2018/05/05

情報とメッセージを発信する、大学発ウェブマガジンの新たな試み(京都産業大)


だいぶ前になりますが、大学がHPをウェブマガジン化したり、自校でウェブマガジンを立ち上げて情報発信をする大学が増えてきていると、本ブログの記事で取り上げたことがあります。この流れは今なお続いているどころか、さらに進化してきているようです。新たにスタートした、京都産業大学と超有名雑誌とがコラボしたウェブマガジンからは、そんな大学発ウェブマガジンのこれからを感じさせる強い意気込みのようなものを感じました。

2018/04/27

学生スポーツに新たなムーブメントを! 女子大発のスポーツ新聞(武庫川女子大)


東京オリンピックの開催が2年後にひかえ、未来の日本代表候補がいる大学では、にわかに学生スポーツ熱が増してきているように感じます。この学生スポーツ熱をさらに加熱させる取り組みを、武庫川女子大学の学生たちがはじめたようです。

2018/04/24

NHKニュース番組「シブ5時」の“大学発”商品特集に出演しました!


2月24日放送のNHKの夕方のニュース番組「シブ5時」の“大学発”商品を取り上げた特集に生出演させてもらいました。近年かなり増えてきている大学発商品の魅力と、その背景について、ごくごく簡単にですが紹介できたと思います(たぶん)。

番組を見ていただいた方々、関わっていただいた方々、本当にありがとうございました。これがきっかけになって、ほんの少しでも大学発の商品に興味を持つ人が増えたらうれしいなと思っています!

2018/04/20

大学の個性をつくる、腰を据えた大学発商品づくり(近畿大)


大学による商品開発は、年々増えてきているように感じます。これら商品開発で、とくに力を入れている大学というと、近大マグロで一躍ブランド価値を高めた近畿大学ではないでしょうか。

近大では、マグロ以外にもさまざまな商品を生み出しているのですが、なかでもUHA味覚糖とのコラボがユニークです。こういう腰を据えた商品開発は、大学にとっても、企業にとっても、きっと大きなメリットになると思います。

2018/04/13

シニア学生という“学びの伝道師”を活用しよう(立命館大、鳥取大)


桜もすっかり散ってしまい、タイミングがずれてしまったのですが、今年も大学の卒業式の記事がちらほらとネットにあがっていました。そのなかで、目にとまったのは高齢の社会人学生が学位を取得する記事です。いくつになっても向学心旺盛な方を見ると、何かこちらまで元気をもらいますね。

2018/04/09

eラーニングで磨く、大学の個性と教育・研究力(佐賀大)


前回、本ブログで大学間でのカリキュラムや教員の“相乗り”について記事を書きました。今回も引き続き同じテーマです。少しアプローチは違うものの、実際に動きはじめている大学を見つけたので、これについて取り上げていきます。

前回は若干ネガティブな視点で紹介しましたが、今回はかなりポジティブ視点です。どっちやねんという気もしないでもありませんが、どちらの視点からでも受け止められる危ういテーマなんだと思います(汗)。

2018/03/30

再編・統合でゆらぐ、大学のアイデンティティ


2018年という18歳人口が大きく減る分水量を超えたこともあり、大学の再編・統合がかなり現実味を帯びたテーマとなってきました。文部科学省が新たに「大学等連携推進法人(仮称)」をつくれるように制度改革をはじめているのは、まさにこれを象徴する動きのひとつです。非常に興味深い動きではあるのですが、大学の根本に関わる部分にメスを入れようとしているとも言え、慎重に取り組まなくてはいけないことのように思います。

2018/03/23

春のオーキャンは、もっと高校生に寄り添おう(北海道科学大)


入試が終わったと思えば、すぐに次年度の入試広報はスタートします。その皮切りとも言えるのが、3月、4月に開催される、春のオープンキャンパスではないでしょうか。この春のオープンキャンパスで、ひときわ個性を放つものを見つけたので、今回はこれをご紹介しましょう。オーキャンに個性があるっていうのは、とても大事なことだと思うのです。

2018/03/17

“村ぐるみ”インターンは、地方を変えるキラーコンテンツ!?


東京への一極集中をどうにかして是正したい。これは以前より国が頭を抱えている大きな課題で、この課題の解決に少なからず大学は期待をよせられています。それが顕著に見えたのが、東京23区内にある大学の定員増を10年間凍結させるという法案の採択です。これは大きな物議を呼びました。わたしはあまりいい法案とは思っておらず、以前、それについて本ブログでも記事を書きました。

で、話をもどして。大学が一極集中を是正するためにできることは、首都圏への進学者を減らすこと、そしてもうひとつはUターン就職やIターン就職を増やすことです。地方への就職者を増やすには、首都圏以外で働くのも悪くないよ、と学生たちによくよく知ってもらうことが大事です。これを伝えるのに効果的なインターンシップを、宮崎県の諸塚村が実施していたのでご紹介します。インターンのそもそもの意味を問い直す意欲的な取り組み!…かもと、わたしは思いました。

2018/03/10

高校生に新たな学び体験を、科目等履修生制度の新たな使い方(中央大)


正規の学生でなくても、大学の一部の授業を受けられる「科目等履修生制度」。2018年度の段階でこの制度を実施している大学は、全大学のうちおよそ85%にのぼります(大学改革支援・学位授与機構調べ)。かなりの数の大学で行われている制度なのですが、利用するのは生涯教育や資格取得するうえで必要な単位を補うためと、ごく限られた人のみという印象があります。しかし、中央大学では、ちょっと視点を変えることで、この制度を高校生向けPRに使っています。このやり方、かなり、というか大いにアリだと思うのです。

2018/03/03

ピンチはチャンス!? “大学ver.2.0”に思いをはせる


私が社会人になったころは、ホリエモンが時代の寵児となってもてはやされ、ベンチャー企業をつくる、入る、というのが、けっこうなブームになっていました。このブームは、とうの昔に過ぎ去ったものの、大学発ベンチャー企業自体はじわじわと増えていて、とうとう、このたび1000社を越えたようです。

これはあくまでいち例なのですが、なんか最近、大学業界が変わろう(変わらせよう)としているなぁとしみじみと感じています。

2018/02/24

クラウドファンディングが縮める大学と個人との距離


研究成果が活かされたもの、学生のユニークなアイデアが盛り込まれたもの。大学から生まれる商品には、ひとくせもふたくせもあって、面白いものがたくさんあります。そんな大学発商品のなかで、じわじわと増えてきているように感じるのは、クラウドファンディングを利用したものです。この商品開発の方法には、これまでにはなかった魅力というか、可能性を感じてしまいます。

2018/02/17

大学が大学らしく稼ぐには(徳島大)


18歳人口が減り続けていくなか、大学は学費以外の収入源を見つけなくてはいけない…。何回、書いているんだというほど、こんな出だしの記事を本ブログで書いてきましたが、それだけ繰り返しているのは大学にとって大きな課題であるからに他ありません。今回、見つけた徳島大学も、この課題に果敢に取り組む大学のひとつ。しかも、このアプローチは斬新です。

2018/02/14

『大阪保険医雑誌』2018年2月号に寄稿!


『大阪保険医雑誌』2018年2月号の特集「医師のセカンドライフ」で、リタイアメント後の大学活用をテーマに5500字ほどの寄稿を書かせてもらいました。

ちなみに『大阪保険医雑誌』は、大阪府下の開業医を主な読者にした雑誌とのこと。いろんな業界誌があるんですね。

また、これまであまり職業を意識して大学の活用を考えたことがなかったのですが、お医者さんは常に学び続けなくてはいけない職業なわけで、大学との相性もいいのかなという印象を受けました。職業×大学という視点で考えるのは、けっこう面白いかもしれません。

2018/02/10

地方定住者を増やす、大学と自治体の二人三脚


昨年から話題になっている東京23区での大学定員抑制は、10年間の時限措置としながらも、2月5日に閣議決定しました。これについては、以前の記事にもまとめたのですが、あまり効果的な方法には思えません。とはいえ決まってしまったわけですから、これを弾みに、地方の大学が躍進していって欲しいと思います。

今回、見つけたのは、そんな地方の大学への進学を後押しする取り組みの記事です。タネあかしをすると、奨学金の記事なのですが、これからはこういう取り組みがもっと重要になってくるように思います。

2018/02/03

社会人向け講座に、おもしろ精神を(日本薬科大)


大学の学びというと、アカデミックとか、仕事に役立つとか、そういうイメージが先行しがちです。しかし、なかにはエンタメ要素があり、趣味として楽しめるものもあります。とくに社会人向けのプログラムには、多いのではないでしょうか。今回、見つけた日本薬科大学のプログラムもまさにそんな一つだと思います。

2018/01/31

朝日新聞で大学発商品を紹介〈第4回〉!


朝日新聞土曜版「be on Saturday」の「かしこく選ぶ」で大学発商品を紹介していましたが、これも今回で最終回。取り上げるテーマは「美容・健康関連商品」です。わかりやすいウリや特長を持った商品が多くあり、こだわりがひしひしと感じられます。

2018/01/27

人とAIでつくる、これからの就活サポート(帝京大)


前回の近大のイベントの記事に続き、今回も就職活動をテーマした内容を取り上げます。最近、何かと話題にのぼるAI(人工知能)ですが、帝京大学ではこれを就活サポートに導入するようです。時代とともに、就活サポートも大きく変わっていくんですね。

2018/01/26

朝日新聞で大学発商品を紹介〈第3回〉!


朝日新聞土曜版「be on Saturday」の「かしこく選ぶ」で、連載させてもらっている大学発商品紹介も今回で第3回目。テーマは「面白グッズ」です。大学には研究成果を活かしたグッズのほか、学生たちのアイデアやユーモアがキラリと光るグッズもたくさんあります。その中から、とくにおすすめしたい商品をピックアップしてみました!

◎大学発商品:3 学生のアイデア光る面白グッズ
https://www.asahi.com/articles/DA3S13318811.html
※全文読みには要・登録

2018/01/20

やる気スイッチをオンにする、いかにも近大らしい就活イベント(近畿大)


ここ数年、就職活動は売り手市場が続いています。しかし、そうはいっても学生ひとり一人にとっては一生もののいち大イベントになるわけで、楽観視なんて到底できません。大学にとっても、ここでどうサポートするのかが腕の見せどころであり、支援の手厚さにひかれて進学を決意する受験生だっているわけです。

学生はもちろん、大学にとっても重要な就活サポート。この一環として、近畿大学がいかにも近大らしいイベントを本日開催しているようです。今回はこれについて取り上げていきます。

2018/01/15

朝日新聞で大学発商品を紹介〈第2回〉


現在、大学発商品の紹介をさせてもらっている朝日新聞の土曜版「be on Saturday」の「かしこく選ぶ」。第2回目は「スィーツ」をテーマにピックアップしてみました。ヨーグルトがスィーツなのかというのは、なかなか微妙なところですが、どれも美味しくってユニーク、なんとも大学らしい逸品たちです!

◎大学発商品:2 珍しい品、贈り物にも
https://www.asahi.com/articles/DA3S13308027.html
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2018/01/13

キャンパスの魅力をつくる、歴史ある建築物(九州大)


おとなにとっての大学の楽しみ方は、公開講座で学んだり、大学博物館に訪れたりといろいろありますが、ただキャンパスをぶらぶら歩くだけでもかなり楽しめます。大学のキャンパスは緑が多く開放的で、ゆったりとした時間が流れているからです。この魅力的なキャンパスをデジタルの世界に残そうという取り組みが、九州大学で行われているようです。

2018/01/12

朝日新聞で大学発商品を紹介〈第1回〉


朝日新聞の土曜版「be on Saturday」のなかにある「かしこく選ぶ」という、さまざまな商品を識者が紹介するコーナーで、大学発商品の紹介を担当させてもらいました。

今回が第1回目でテーマは「生鮮食品」。合計4回の連載ものなので、ぜひご覧になってください! 朝日新聞をとっていない方は、ウェブにも掲載しているのでこちらで

◎大学発商品:1 商品開発の「秘話」楽しめる
https://www.asahi.com/articles/DA3S13299871.html
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2018/01/06

大学博物館の新たな使い方!? 卒業生の偉業を集めてアピール(明治大)


あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

2018年、最初に取り上げるトピックは、本ブログで何度か取り上げている大学博物館についてです。大学博物館は、大学の魅力を最も感じられる施設だと、これまでも記事で熱く語ってきました。この大学博物館の主流は、設置した大学の研究成果を紹介するタイプのように思うのですが、今回スポットライトを当てたいのは、また別のタイプの大学博物館です。