2017/10/14

イケてる大学キャラクターは生きている!?(明治大)


今やゆるキャラは特別なものではなく、観光地や自治体にいるのが当たり前の存在になってきました。これは大学も例外ではなく、探してみるとほんとたくさんの大学キャラクターが自校をアピールしています。明治大学のめいじろうも、そんな大学キャラクターの一体。今年、誕生10周年を迎え、めいじろうを使った明治大の広報はますますパワーアップしているようです。

以下、大学プレスセンターより。

大学キャラクターめいじろうを通した“愛校心”の醸成 「ご当地めいじろう」始めました~学生の声を反映し、全国から集まる学生と大学を繋ぐ~明治大学 
明治大学は、大学公式キャラクターである“めいじろう”の誕生10周年企画として、全国47都道府県版めいじろうを作成した。めいじろうは、2007年に広報部(当時)のキャラクターとして誕生し、2009年に大学公式キャラクターへ昇格。学生や父母、卒業生等に愛されるキャラクターへと成長した。今年は、めいじろう生誕10周年を記念し、さまざまな企画を実施している。その中の目玉企画として、全国47都道府県版めいじろうを制作した。(後略)

今回、見つけた記事では、全国の都道府県をイメージしためいじろうを作成したことが取り上げられています。明治大といえば、今年も志願者数が10万人を越え、志願者数全国4位という超人気校です。当然、全国から志願者が集まるし、全国にたくさんの卒業生がいます。全都道府県版のめいじろうをつくると、学生や卒業生が自身の出身地のめいじろうはどうなのかを見るわけで、いい話題になりそうです。

ちなみに、めいじろうの10周年記念は“ご当地めいじろう”だけではありません。なんと、「めいじろう10周年特設サイト」なるものが今年の7月に開設しました。のぞいてみると、めいじろうチャレンジやめいじろうに聞いてみよう、めいじろう年表などなど、めいじろうコンテンツが目白押しです。これだけ愛されている大学キャラクターは、なかなかいないのではないか、そう思えてしまうほどの愛を感じます。

めいじろう10周年特設サイト

わたしも実は、いくつかの大学で、大学キャラクターづくりに関わったことがあります。そのときの経験や、今回のめいじろうを見ていると感じるのですが、いい大学キャラクターというのは生きているんですね。生きているというのは、人格があって、喜怒哀楽があって、毎日があるということです。

大学キャラクターは、突き詰めると最初は1枚のイラストでしかありません。それに、いろんなシチュエーションの追加イラストをつくったり、着ぐるみをつくったりすることで、だんだんとキャラクターが肉付けされていく。これが一定までいくと、生きているような印象が出てくるわけです。そして、大変なのはこれを継続していかないと、大学キャラクターは生き続けられません。みんなの記憶から消えてしまうと、大学キャラクターは死んでしまうからです。そう考えると、大学キャラクターを生かすのは、けっこうな手間なわけです。

しかし、大学キャラクターは、愛くるしくキャッチーなうえ、大学が直接いうと説明臭かったり、鼻につく自慢話でも、キャラクターに代弁してもらうと抵抗なく受け入れられたりするなど、いろんなシーンで重宝する存在です。大学そのものでありながら、大学とは異なる人格を持っている、そんな特殊な存在だからこそできることって、実はいろいろあるわけです。

他の広報ツールとは根本的に違う、大学広報の唯一無二のツール(!?)である、大学キャラクター。いることが当たり前になっていると、その大切さを忘れてしまいがちです。今一度、注目してテコ入れしてみてはいかがでしょう。新しい広報展開の糸口になるかもしれません。

最後に、完全に余談ですが、つい先日、大阪大学の「ワニ博士」と大阪府豊中市の「マチカネくん」の対談という、非常にシュールな企画を実施し、その様子が大阪大の公式Youtubeに取り上げられました。途中で一瞬、ぼーっとつっ立っている、わたしも映っています。ワニ博士、マチカネくん、二匹ともすごくかわいかったです!




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