老若男女問わず関心がある分野のひとつに「食」
以下、リセマムより。
産学官連携による健康食堂「鹿屋アスリート食堂」がレシピ本を発売
鹿児島県鹿屋(かのや)市にある日本で唯一の国立体育大学、鹿屋体育大と飲食店経営会社バルニバービによる産学官連携プロジ (後略)ェクトとして開業した健康食堂「鹿屋アスリート食堂」 のレシピ本が12月11日、宝島社より発売される。
不勉強で恐縮なのですが、この記事を見てはじめて「鹿屋アスリート食堂」の存在を知りました。 それで調べてみると、この食堂はクラブの練習が終わる夜8時以降に、学生が気軽に立ち寄れる飲食店が大学近隣にないという問題が以前からあったらしく、だったらつくってしまおうと、大学と鹿屋市、株式会社バルニバービが協力して立ち上げたのだそうです。
いやいや、学食の営業時間をもう少し伸ばしたらいいんじゃないの? なんてことを少し思いましたが、きっといろいろと事情があったんでしょう。
まぁ、それはそれとして、この取り組が面白いのは、そもそものはじまりが、学生のためだった、ということです。 というのも、産学連携や産官学連携は、基本的にターゲットは社会や地域。栄養系の大学・学部だと、企業との商品開発や、まちおこしなどで使うメニューづくり、地域の食育推進などが多く、大学や学生をターゲットにしたものは今のところ私は見たことがありません。
そう考えると、今回の取り組みはレアなケースであるとともに、どことなく市や企業がひと肌脱いだ的なあたたかいものを感じます。
また一方で、学生という大学にとって非常に身近な人たちをターゲットにすることで、ニーズが汲み取りやすいはずだし、需要もある程度正確に予測できたように思います。 さらにここでは、鹿屋体育大の教員監修のもと「スポーツ栄養学」にもとづいたメニューを提供しており、これはクラブ生の目にかなり魅力的に映るのではないでしょうか。
大学との良好な関係を築きつつ、最初の一歩を手堅く踏み出す。産官学連携 での理想的なスタートを「鹿屋アスリート食堂」は切ったように感じます。さらに現在は鹿屋体育大近隣の店を皮切りに、東京・神田錦町と丸の内にも店舗を構えており、かなり順調に成長しているようです。
灯台下暗しとでもいうか、内容によるとは思うものの、鹿屋体育大の取り組みを見ていると、学生や大学をターゲットにした産官学連携って、けっこうアリなんじゃないのっ!? と思えてきます。
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