取材と称して昼から楽しむ「ホワイトナイル」 |
年末年始は忘年会に新年会、それにクリスマスやお正月だって飲むいい口実になるわけで、とにかくお酒を飲む機会が増えていきます。もちろんお店で飲む機会が多いと思うのですが、誰かの自宅にお呼ばれすることも少なくないはず。そんなときに、ぜひ持っていって欲しいのが、大学発のお酒たちです。
今回は大学発のお酒のなかでも、とくにユニークなものをいくつかピックアップしてご紹介します。きっと、このお酒を持って行けば、その日のヒーローになること間違いなしです!
■古代エジプトの神秘を飲んだくれたちに。
お酒の種類は数あれど、最初に飲みたいのはやっぱりビール。ということで、まず紹介するのは大学発の変わったビール「ホワイトナイル」。
この商品を開発したのは、京都大学と早稲田大学。大学の商品開発は、だいたい1大学のみで行われますが、ここは2大学、しかも国立と私立が手を組んでいるところが特徴的です。
そして、このビールの何より独創的なところは、エンマー小麦という古代エジプトで栽培されていた小麦を使っているところです。市場には出回っていなかったこの小麦を京大が保存していたことがきっかけとなり、エジプト考古学の第一人者である早稲田大学名誉教授、吉村作治先生の協力のもと「ホワイトナイル」は生まれました。
このビールは実際に飲んだことがあるのですが、通常のビールよりも少し酸味があってさわやか。ベルギービールや地ビールを彷彿させる、深みのある味でした。うまい!
このホワイトナイルには「ブルーナイル」「ルビーナイル」「サイファーナイル」という姉妹商品があります。
ブルーが発泡酒、ルビーがビール、サイファーがノンアルコールビールとなり、どれもこだわりと、こだわった分のおいしさがあります。興味のある方は、ぜひこちらもご一緒に購入してみてはいかがでしょう。ちなみに私のおすすめは、ルビーナイル。これは少し甘みのあるハイアルコールビールで、食後の一杯に打ってつけです。
■パーティーの人気もの、ピンク色のにくいヤツ。
次に紹介するのは、クリスマスパーティーにぜひおすすめのお酒「奈良の八重桜~クリスタル・チェリー」。このお酒はピンク色のため、ぱっと見はシャンペンか何かと勘違いしてしまいそうですが、実は日本酒です。
奈良の八重桜は、その名前にもある通り、奈良県花であるナラノヤエザクラの花、約560個を採取し、そこからアルコール発行に最適な新酵母を新たに見つけつくられたお酒です。
私自身まだ飲んだことがないのですが、ウェブを見ていると、甘味と酸味が強く、女子大生でも「飲みやすい」というコメントを散見しました。アルコール度も10%と日本酒にしては低めなので、食前酒にいいかもです。
ちなみに奈良女子大が開発する商品全般的に言えることですが、パッケージやラベルがオシャレ。女子が集まるパーティーに持って行くと、きっと人気ものになれるはずなので、ちょっと頑張ってお取り寄せしてみてはいかがでしょう。
■酒飲み落涙、おいしくって健康にいいお酒。
アルコールが苦手な人にもおすすめしたいのが、弘前大学の「アップルブリュー」です。
このお酒は一見するとビールのように見えるのですが、実は名前から察せられるようにりんごをつかった醸造酒です。しかも、1本160gにつき、りんご2個分のポリフェノールが入っており、とても体にいいお酒なのです。
さらにいうと未熟のりんご果汁をまぜたりんご果汁には、抗がん効果が確認されており、アップルブリューにはこの果汁が使われています。
酒飲みにとって「健康」は、気にはしつつも、ついないがしろにしてしまうもの。健康にいいお酒というのは、とてもとてもありがたい存在なのではないでしょうか。まぁ、飲み過ぎるともともこもないんですけどね……。
■気軽に買える、大学発のお酒たち。
そういうわけで、大学発のお酒のなかでとくにユニークかつ大学らしい(うんちくがある)お酒をご紹介しました。パーティーの席なんかで、これらお酒が生まれた経緯や効能を語ると、盛り上がるか、うんざりされるか、何かしらのリアクションをもらえることでしょう。
最後に、これらお酒は通信販売もされているので、扱っている通販サイトのURLを下記しておきます。のぞいてみると「奈良の八重桜〜」は売り切れになっていました。紹介しておきながら、すみません……。
ホワイトナイル(黄桜オンラインショップ)
http://www.kizakura-shop.com
奈良の八重桜~クリスタル・チェリー(今西屋)
http://imanishiya.shop-pro.jp
アップルブリュー(医果同源りんご機能研究所)
http://www.ikadogen.com
http://www.ikadogen.com
今回、紹介したもの以外にも大学発のお酒はびっくりするくらいたくさんあります。お酒づくりに関わる微生物や酵母、また発酵などの化学反応と、大学の研究との親和性がいいからなのかもしれません。
なかには鹿児島大学の「焼酎マイスター養成コース」や、山梨大学の「ワイン科学特別コース」など、お酒について専門的に学べる大学もあって、ここらへんは調べてみるとけっこう面白そうなので、いつかどこかで紹介したいなぁと思います。
大学発のお酒には、ホームパーティーにもっこいの話題性があります。年末年始に、ちょっと気の効いたおみやげとして、ぜひ持って行ってみてください。もちろん、一人でゆっくり味わうっていうのもアリですけどね!
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