2015/07/07

大学が伝えたいこと、大学が伝えられること(京都造形大)


関西圏ではおなじみの出版社、京阪神エルマガジン社に協力してムック本を作成しましたのでご紹介します。本の名前は『アートとデザインを楽しむ京都本 by 京都造形芸術大学』。タイトルにあるように、京都造形芸術大学をテーマにしたムック本です。

雑誌『るるぶ』と大学がコラボしたパンフレットや『大学版アエラ』、東洋経済と大学がコラボした『東洋経済ACADEMIC』。それに今年は『Tokyo Graffiti』と近畿大学がコラボした『Kindai Grafitti』が話題になるなど、雑誌と大学とのコラボが近年かなり盛んに行われています。

今回のムック本も同じたぐいだとお思いの方がいるでしょうが、実はコレ180度違うんです。というのも、前者は雑誌の見せ方で大学をPRする“パンフレット”ですが、今回の『京都本』は大学のリソースを使って読者にどう楽しんでもらうかを考えた“雑誌”です。

そのため中身も、芸大生がおすすめする京都の寺社仏閣やスィーツ、ブックカフェなど、芸大ならではの視点を活かしたエリアガイドであったり、京都造形大と関係する有名クリエイターたちのインタビューであったり。アート好き、京都好きなら、まず満足できる内容に仕上がっています(自画自賛)。

大学がつくるツールは、大学の魅力を伝えたい、という気持ちがどうしても全面に出てしまいます。でも、視点を少し変えて、読者に楽しんでもらいたい、そんな切り口で情報をまとめると、また違う大学の姿や魅力が見えてくる。今回、この本の制作に携わり、それを強く感じました。興味のある方は、ぜひぜひご一読ください!

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