そんな近大の取り組みを、本ブログでもちょくちょくと取り上げており、私としてはけっこう出してしまっているから、あまり出さないようにしようという気持ちさえ働いています。でも、近大が新たにはじめたサイト、これについては出さないわけにはいかない。スゲー、マイッタ。そう思わせるほどの新しさがあります。
サイトの名前は「Kindai Picks(キンダイピックス)」。おそらく、大学発となるキュレーションサイトです。きゅれーしょんさいと?と、首をかしげる人がいるかもしれないので簡単に説明をしておくと、これはインターネット上の膨大な情報から選りすぐりの記事をキュレート(収集・整理し共有)するサイトです。最近、世に出まわっているものだと、グノシーとか、スマートニュースなんかが代表的なキュレーションサイトに当たります。
このキュレーションサイトを、なんと大学がやってしまおうというのが「Kindai
Picks」なわけです。これまでも早稲田大学の公式HPや、以前、本ブログの記事「今こそアカデミックで得体の知れない大学へ」で取り上げた明治大学の「Meiji.net」なんかが、メディア型サイトとして、かなり能動的に情報発信をしていました。でも、「Kindai Picks」は考え方自体がこれらとは大きく異なります。
後者はあくまでも自前でつくった情報を発信していましたが、前者である「Kindai
Picks」は社会に出ている他のメディアの近大の情報を見つけてきて発信するサイト(一部自前コンテンツ有り)。つまり、発信する情報が“内”から見た大学ではなく、“外”から見た大学になります。
もちろん外部から発信された情報を集めているため、そこには好ましくない情報も含まれています。たとえば、サイトをのぞくと「NewsPicksのパクリ…じゃないですよね?近畿大学 KindaiPicksがなんかスゴイ」という記事が取り上げられており、ここでは「KindaiPicks」って「NewsPicks」のパクリじゃないの?とうっすらとディスられています。
立ち上がったすぐのため、どこまでこういった記事を取り上げるかは未知数です。でも、批判的な記事もしっかりと取り上げていくと、広報の“手前味噌”感がうすれ、これまでにない信頼性のある広報ツールになるのではないでしょうか。
立ち上がったすぐのため、どこまでこういった記事を取り上げるかは未知数です。でも、批判的な記事もしっかりと取り上げていくと、広報の“手前味噌”感がうすれ、これまでにない信頼性のある広報ツールになるのではないでしょうか。
ともかく、こういったサイトをやろうという発想がオモシロいし、批判的な記事も取り上げる(取り上げますよね?)懐の深さもカッコイイ。でも、何よりスゴいのは、キュレーションサイトができちゃうぐらい、学外から情報発信されているという事実です。いま、ノリにノっている近大だからできるサイトなんだと思います。ほんとこれは、スゲー、マイッタ、です。
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