大学ミュージアムは、大学の魅力を知る一番の近道。かなり前になりますが、ほとゼロのコラムでもそんなことを書いたことがあります。今回、見つけたのは、そんな大学ミュージアムでの面白い発見についてです。
以下、YOMIURI ONLINEより。
新種シーラカンス化石、北九州で公開
北九州市立自然史・歴史博物館(北九州市八幡東区)は1日、インドネシア西ティモールで見つかった約2億3000万年前(中生代三畳紀後期)のシーラカンスの化石が新種と判明した、と発表した。同日発行の日本古生物学会の国際誌に掲載された。(後略)
発見があったのは、城西大学の水田記念博物館大石化石ギャラリー。このミュージアムは、化石に特化した展示をしており、子ども向けに化石をテーマにしたワークショップなんかも実施しています。
大学ミュージアムは、基本、研究で使った資料を展示しているため、通常のミュージアムと比べて取っ付きにくい印象をもたれるときがあります。でも、城西大学のミュージアムのように、子どもが目をキラキラさせるようなテーマのミュージアムだってあるんです。
最近、大学ミュージアムを調べる機会があったので、夏休みについ足を運びたくなる(?)大学ミュージアムをザッとご紹介しておきましょう。
・京都国際マンガミュージアム(京都精華大学)
京都市と京都精華大学の共同事業として、同大学が管理・運営する日本最大のマンガ博物館。約5万冊を越すマンガを自由に読むことができ、一日いても飽きない場所です。ほとゼロにレポート記事あり。
・阿久悠記念館(明治大学)
昭和歌謡のレジェンド、阿久悠は明治大学の卒業生。そんな阿久悠の業績をたたえた記念館です。小さなスペースですが、自宅の書斎が再現されていたりとファンならテンションがあがる展示が目白押しです。
・海洋科学博物館(東海大学)
世にもめずらしい、大学附属の水族館。メクアリウムという海洋生物の動きを模した機械の展示があるらしく興味を引きます。ちなみに東洋大学以外にも、京都大学が和歌山に附属水族館を持っています。
・ビアトリクス・ポター資料館(大東文化大学)
ビアトリクス・ポターとは、ピーターラビットを世に送り出したイギリスの絵本作家。貴重な書籍、原画、直筆手紙などがあるだけでなく、ポターが経営したイギリスのヒル・トップ農場を再現した場所まであるとか。
・金沢工業大学ライブラリーセンター(金沢工業大学)
見どころは何といってもPMC(ポピュラー・ミュージック・コレクション)。全国の愛好家から寄贈されたロックやジャズ、ポップスなどのポピュラー・ミュージックのレコード資料が20万枚以上あり、申し込めば試聴できます。
・スカイツリーキャンパス(千葉工業大学)
スカイツリーにある千葉工大のキャンパス。近未来的な展示には、実際に体験できるものもたくさんあります。おすすめは実物大のマクロスのバルキリー。ロボ好きなら、たぶん鼻血だします。ほとゼロにレポート記事あり。
……いかがでしょうか? これら以外にもヒトクセもフタクセもある大学ミュージアムはまだまだあります。大学というフレーズに苦手意識を持たず一歩踏み込むと、なんとも大学らしくない世界が広がっているときだってあるのです。
もうすぐ夏休みです。子どもと一緒に、また友達や恋人、妻や旦那と、ちょっと大学に出かけてみてください。ぜひぜひ♪
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