日々、学生たちの胃袋を満たしてくれる学生食堂。ひと昔前までは、安い! ボリューム満点!
でもお味はそれなり……なんてところが多かったのですが、近年、美味しいところがかなり増えています。
隠れたグルメスポットともいえる学生食堂ですが、実際どんなところなのでしょうか。今回はやや強引にですが、学生食堂をタイプ別に分けてそれぞれの魅力についてご紹介します。
■大学らしさを味わう“セルフサービス型”
まずは、セルフサービス型の学生食堂について。これは食券を買って食堂のおばちゃんに渡して調理してもらったり、棚に並んでいるおかずを自分でとっていったりするタイプで、いわゆる多くの人がイメージする学生食堂です。
このタイプの特徴は、まず値段が安いこと。定食メニューでも500円を切ることが少なくないし、うどん等の一品メニューなら300円前後というところもよく見かけます。さらに、学生考案メニューや季節のフェアなど、毎日、利用しても飽きないように工夫がされているところが多いです。
また、このタイプの学生食堂は、学生たちが日常的に使うこともあって、学生たちのたまり場になっていることもよくあります。マナーの悪い学生も時折いますが、学生たちの声があちこちに響く空間は、いかにも大学らしく心地よいもの。大学らしさを楽しみたいなら、また安く食事をすませたいなら、このタイプの学生食堂が一番おすすめです。
■優雅に食事を楽しむなら“レストラン型”
次に取り上げるのは、レストラン型の学生食堂です。これはウェイターやウェイトレスがテーブルまでオーダーをとりにくる一般的なレストランと同じようなサービスを提供する学生食堂です。
こちらのタイプは、学生だけでなく、教員や職員、学会などで訪れる他大学の研究者、それに地域住民の方々もターゲットにしています。そのため、料金は先ほど紹介したセルフサービス型に比べると多少高いものの、味はもちろん、サービスも◎。大学によっては、一流ホテルと提携していたり、コース仕立てのフランス料理を提供したり、場所が学内なだけで内容は一流レストランと変わらないところもあります。また、このタイプの学生食堂にはアルコールを販売しているところも多くあります。
レストラン型の良さは、味やサービスのレベルが高く、その割に費用は一般のレストランよりも低い、そして、学生食堂でありながら学生の利用者がそこまで多くないので、比較的静かに食事を楽しめることが挙げられます。お金よりも質重視、大学を優雅にのんびり楽しみたい人におすすめです。
■そこはあえての“チェーン店型”
そして、最後に紹介するのは、チェーン店型の学生食堂です。実はファーストフードやコーヒーショップ、FC展開する大衆食堂など、街でよく見かけるおなじみのチェーン店がキャンパス内にあることが多々あります。
メニューは、キャンパス外にある他のショップと同じ場合がほとんどですが、東大のサブウェイに“インフェ二ティデストロイヤー”というオリジナルの肉づくしサンドがあったり、神奈川大のマクドナルドに“ドリンクバー”があったり、中にはここにしかない料理やサービスがあることも。
わざわざ大学に来ているのにチェーン店に入るというのは、だいぶ玄人なチョイスなように思います。でも、オリジナルメニューがあるところもあるので、宝探し気分で入ってみるのも一興かもしれません。
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