2014/09/03

学園祭に新たな視点を与えるサイト


ずっと暑い日が続いていたのに、ここ最近になって急に涼しくなってきました。とくに明け方なんて、寒くて目が覚めるほどです。そう、気がつけば、もう秋なのです。

……で、秋の大学といえば、やっぱり学園祭ですよね。このただでさえ盛り上がるイベントをさらに活気づかせるコンテストを、東京おでかけサイト「レッツエンジョイ東京」が仕掛けるようです。

以下、リセマムより。

「学園祭グランプリ 2014」開催、首都圏No.1を決定…部門別表彰枠を拡大 
ぐるなびと東京メトロが共同で運営する東京のおでかけサイト「レッツエンジョイ東京」は、東京・千葉・埼玉・神奈川にある大学の学園祭ナンバーワンを決定する「学園祭グランプリ 2014」を開催する。 
今年で6回目を迎える学園祭グランプリは、 「ふらっと行って楽しめる、東京をもっと魅力的にする学園祭」を応援するコンテスト。 2009年よりスタートしたグランプリは、大学祭実行委員会や出展団体・サークルによる学園祭の企画を表彰しており、毎年参加キャンパス数とエントリー数を伸ばしている。(後略)

このコンテストを知ったとき、いいイベントだと思いました。理由は二つあります。一つは単純に、一般の人が大学に足を運ぶいいきっかけになりそうだからです。

私は仕事柄いろんなところの学園祭をのぞきに行くのですが、もしこういった仕事をしていなかったら、出身校か地元の大学の学園祭ぐらいしか行かないように思います。というのも、自分と関わり合いがあるところでないと、なかなか行こうという発想が出てこないと思うんですね。でも、今回のコンテストのように、どの学園祭が面白いかを順位づけしてくれると、知らない大学であっても興味が湧いてくるように思えます。

もう一つの理由は、学園祭を企画運営する学生たちの考え方や視点に変化を与えられるんじゃないかと思うからです。

当然ですが、普通に学園祭を企画運営すると、他大学のことなんて意識しません。そのせいもあってだと思いますが、けっこう内容や雰囲気が似ている学園祭って多いんです。とはいえ、学園祭は地域の人に大学を知ってもらう絶好のチャンス。金太郎飴のような学園祭では、すごくもったいないように思います。

でも今回のようなコンテストがあれば、学生たちは他大を意識するようになるし、“自分たちの大学ならではの学園祭”を考えるようになるかと思うのです。少なくとも、そういったことを考えるきっかけぐらいにはなるはずです。

学園祭に大学ごとの特色が出てくると、出身校や地元の大学以外の学園祭にも足を運ぼうという人が出てくるだろうし、そうなると学園祭はもっと活気づいていくるはずです。このコンテストがそのための起爆剤になればいいな、と勝手ながら思います。

さらにもうひとことつけ足すと、「学園祭グランプリ」の公式サイトの過去ログを見る限り、載っている情報がけっこう薄い。サイトに掲載する情報をもっと充実させて、ぜひ各大学の学園祭実行委員会のアドレナリンを沸騰させる情報発信拠点になって欲しい。またこれも勝手ながら思ったりしています。

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