今年のGWは、おおむね気候がいいうえに普段より1日長いようですね。
京都ではそんなGWを楽しむのにぴったりなイベント「京都非公開文化財特別公開」が開催されています。ちなみにこれは京都の社寺で普段は公開されていない文化財を期間限定で公開する、というもの。実はこの取り組みに、たくさんの学生たちが関わっているようです。
以下、朝日新聞デジタルより。
拝観者に解説、学生の力 京都文化財公開で半世紀
普段は見られない古都の秘宝を公開する、春の「京都非公開文化財特別公開」が29日に開幕。半世紀にわたり、拝観者への案内や解説役をボランティアの大学生らが担ってきた。(後略)
記事によると、特別公開のボランティアガイドとして、古美術系サークルの連合組織である「関西学生古美術連盟」の学生が関わっているとのこと。そして、この連盟には9大学11サークルが所属しており、なんと数百人もの学生が参加しているとあります。すごい人数ですね。
実はこれまでクラブやサークルの“学生連盟”というと、箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟など、リーグ戦や大会の運営をする体育会系の組織という認識が強くあって、文化系のイメージがありませんでした。そんな中で今回の記事を読み、こういった文系の学生連盟があること、しかも「関西学生古美術連盟」がかなりの規模だったため、新鮮な驚きを感じました。
それで、せっかくなのでどんなところがあるのかを簡単に調べてみたので、目についたものを下記してみます。数こそ体育会系に比べて少なそうですが、バリエーション豊かでなかなか面白そうです。
◎ 証券研究学生連盟 http://shougakuren.jp
◎ UNN関西学生報道連盟 http://www.unn-news.com
◎ 全国学生長唄連盟
◎ 学生麻雀連盟
地域や企業が学生の協力を得ようとするとき、まずは大学に相談することが多いように思います。しかし、今回の京都のイベントのように、特定の分野に対しての知識や興味がある学生を大量に必要な場合、一つの大学に声をかけるだけでは、なかなか多くの人は集まらないのではないでしょうか。そういう意味では、イベントと同ジャンルの学生連盟に声をかけるのは、なかなか理にかなったやり方なのかなという気がします。
ちなみに今回、学生連盟を探していたら、マイナビスチューデントに「サークル&学生団体データベース」という興味深いページがありましたので、こちらも紹介しておきます。
このページは、マイナビスチューデントが推進する「良活プロジェクト」に賛同する全国の大学のサークルや学生団体をジャンルごとに紹介しているページになるのですが、けっこうな数が載っていました。文系の学生連盟自体そこまで多くないので、こういったところから求めるジャンルの学生団体を見つけてアプローチをかけ、そこから横のつながりで学生を集めるというのもありかもしれませんね。
何にせよ学生の協力が欲しいとき、大学に直接声をかける以外の方法もあるわけで、アプローチの仕方を工夫すると、よりスムーズに学生の協力を得られるかもしれない。「京都非公開文化財特別公開」の記事から、そんな可能性を感じました。
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