2015/10/31

MOOCの新たな可能性、自校紹介講座による大学PR


2012年ごろ、アメリカで立ち上がり、生涯教育の分野で世界的に注目を集めるようになったMOOC。これはMassive Open Online Coursesの頭文字をとった言葉で、端的に言うとウェブ上で展開される公開講座です。日本でも2013年にJMOOCという推進協議会が発足し、さまざまな大学でコンテンツの制作が行われています。

で、このMOOC、今、説明したように、教養や語学、専門スキルなどを身につけるためのオンライン講座なのですが、まったく新しい発想で使ってしまおうという試みを見つけたのでご紹介しましょう。コロンブスの卵というか、なかなか斬新なんです、コレ。

2015/10/24

スゲーとしか言いようのない近大の新サイト(近大)


ここ23年、大学広報で最も注目されている大学は恐らく近畿大学でしょう。従来の大学案内の形式をやめて『Kindai graffiti』を発行したり、広告賞をとるようなエッジの効いた新聞広告を出したり、他に類を見ないハデハデしい入学式をしたり。そのやり口は、他じゃなかなかマネができません。

そんな近大の取り組みを、本ブログでもちょくちょくと取り上げており、私としてはけっこう出してしまっているから、あまり出さないようにしようという気持ちさえ働いています。でも、近大が新たにはじめたサイト、これについては出さないわけにはいかない。スゲー、マイッタ。そう思わせるほどの新しさがあります。

2015/10/17

企業連携プロジェクトで何を学ぶべきなのか


実践的な学びが教育の大きな魅力となる昨今、多くの大学で学生と企業とがコラボして商品やサービスを開発する取り組みを行っています。仕事柄こういった取り組みをできるだけチェックして見ているのですが、最近、女子学生が中心になって行うものがかなり増えてきたように感じます。

たとえば、ウェブで少し探しただけでも、下記のような取り組みが引っかかってくるんですね。

ビジネス交流会「四ツ橋夜会」でしゃべりました


昨日、10月15日(木)に四ツ橋夜会というビジネス交流会で「おとなも大学を使っちゃおう」というテーマで講演をさせてもらいました。足を運んでいただいた皆さま、本当にありがとうございました。

日ごろから大学関連の情報発信はしているものの、講演というかたちでしゃべるのは今回が初めて。とても良い経験になりました。自分の思っていること、伝えたいことを話し、それについてリアクションをもらえる。これって、とても励みになるし、勉強になるんですね。今後も機会があればやっていきたいと思っていますので、興味のある方はぜひぜひお声がけください!

最後に四ツ橋夜会を主催されている株式会社ビヘイビアから、当日の様子をまとめた動画をいただきましたので紹介します。オシャレにまとまっていて、とてもいい感じです。ビヘイビアさん、おつかれさまでした。そして、ありがとうございました!

2015/10/10

大学生活の自由とどう向き合うか(近大)


少し昔になります。2008年の東京大学の入学式で、安藤忠雄氏が祝辞のなかで式に同席している新入生の保護者に“子離れ”を訴えたことが話題になりました。子どものハレの日になにを言うかという意見もあれば、そうだそうだという意見もあり、当時はけっこう話題になりました。で、その議論の内容は置いといて、私としては東大でも保護者の影響力が強いのだと驚かされた覚えがあります。

また近年、オープンキャンパスの撮影に行くと保護者と一緒に参加している高校生が年々増えており、ここからも保護者の存在の大きさを実感しています。こういった少し過保護ともいえる保護者に応える、大学のサービスや取り組みはいろいろとあるのですが、今年9月に近畿大学が立ち上げた新しいポータルサイトは、この決定版と言えるかもしれません。

2015/10/04

学生スタッフがつくるべきパンフこれだ!!(千葉大)


学生が主体となって大学が発行するパンフレットなどのツールをつくる授業やプログラムが近年かなり増えてきています。私もいくつかこういったプログラムに関わったことがあるのですが、実際にやってみると、働くうえでの基礎を効率よく学ぶことができ、なかなか良い取り組みだと感じています。

こういった取り組みのほとんどは、入試広報ないし大学広報に関わるツールをつくるのですが、今回、見つけた千葉大学の取り組みは、つくるものがこれらとは異なりユニークです。でも、こっちの方が教育的には良いのかな、と私としては感じています。