近大マグロの抜群の知名度に牽引されて、近年、以前にも増して大学発商品が増えてきたように感じます。
これら大学発の商品を集めた物産展といえば、高島屋の『大学は美味しい!!』フェアが有名というか、これしかないと思っていたのですが、他にも同じコンセプトの物産展がありました。
イベント名は、「相模女子大学
地域連携フェア」と「東京家政学院大学
地域交流フェア」。時期と会場は両イベントとも同じで、3月19日から7日間、小田急百貨店町田店で開催されるようです。
東京都・町田の小田急百貨店で、女子大生による物産展開催
小田急百貨店町田店は3月19日~25日、相模原市の相模女子大学と連携した「相模女子大学 地域連携フェア」と、町田市の東京家政学院大学と連携した「東京家政学院大学 地域交流フェア」を開催。実際に学生が売り場にも出るという。(後略)
大学発商品は、一つ開発するのに半年から一年、場合によってはそれ以上かかります。そんな中、相模女子大も東京家政学院大も一つの大学で、“フェア”と銘打てるほどまで多くの商品開発に携わっています。
特に面白いのは相模女子大です。大学の商品開発の多くは、地元企業との連携が多いのですが、ここは岩手、福島、静岡、愛知、神奈川、京都などなど、日本各地の企業と連携し、さまざまな商品をつくっています。
企業との商品開発は、それなりにコストが発生するわけで、それをよしと思える信頼関係が必要になります。地元であれば、大学に対して親しみがあるし、少なからず接点があるので、決断がしやすいように思います。しかし、全国各地の企業とのコラボとなると、はたしてどのような経緯でつくることになったのか、とても興味が湧きます。
また、相模女子大は最初、学園祭でこの物産展を開催していて、それが好評だったことで、小田急百貨店でするようになったそうです。学園祭の催しものが百貨店で開催されるようになるって、よっぽど人気があったんでしょうね。
今回は、相模女子大の絶賛記事になってしまいましたが、ほんと、素直にすごいと感じました。商品はあくまで最終成果物であり、そこに至るまでには、学生(と教員)のたくさんの苦労や発見、成長があります。それが地元企業とのコラボでも十分すぎるほどあるのに、大学から離れた地域の企業とになれば、大変さも、そこから得られる成長も、かなりのものになるはずです。しかも、そんな取り組みが無数にあるわけです。
取材をしたわけではないので、実際はどうかはわかりません。でも、これまでいくつか大学発商品を取材した経験から顧みると、たぶんそんなに外れていないと思います。そして、そんな商品たちが人気を呼んで、百貨店の物産展にまでなっている……。うーん、やっぱりすごいわ。
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