2019/01/05

もうこれは風物詩!? 近大の正月広告に見る、近大の去年とこれから(近畿大)


明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします! さて、今年最初の記事は、正月の風物詩(と勝手に思っている)、近畿大学の全15段の新聞広告です。昨年は「早慶近」というインパクトあるキャッチフレーズで話題を呼びましたが、今年はどんな広告なのでしょうか。

まずは、実物を撮影したのでご覧ください。


見慣れないマスコットキャラクター「KINDAI BIG BLUE」を囲むように文字、文字、文字。そういえば、例年、近大の正月の広告は文字が多いような気がしないでもありません。呼んでみると、去年一年の近大のトピックが軽やかな(?)関西弁で、BIG BLUEが語っています。文章ベースの広告でありながら、高校生でも楽しく読めるコピーワークは、さすが近大といった感じです。

とはいえ、この広告でやはり目につくのは、ど真ん中に鎮座する「KINDAI BIG BLUE」です。彼(?)は、近大体育会が統一チームとなり、その名前が「KINDAI BIG BLUE」となったのとあわせて誕生したマスコットキャラクターです。新年の広告に、このトピックを大きく持ってくることに、近大が今後スポーツに力を入れる決意表明のようなものを感じました。

東京五輪もさることながら、今年は全米大学体育協会(NCAA)を参考にした日本版NCAA、「一般社団法人大学スポーツ協会(UNIVAS)」が設立されます。アメリカの大学スポーツは、アメフト、バスケなどであれば、プロスポーツと同じか、それ以上に人気があり、NCAAは試合の放映権料などで年間1000億円以上の収益を得ています。日本もアメリカに続けとばかり、国が音頭をとって大学スポーツに力を入れています。近大もこの流れにのって、体制を整えるのでしょう。

日本の大学スポーツがアメリカのように盛り上がりを見せるかどうかは、まだまだ未知なところがあります。でも、正月の箱根駅伝の盛り上がりを見ていると、意外と道のりは明るいのかもしれませんね。

また、「KINDAI BIG BLUE」のキャラクターモチーフが近大マグロなところに、近大らしさを感じました。新しい取り組みをはじめるとき、誰しもイメージを一新したい気持ちが湧いてきます。それに近大マグロは、近大の研究力の象徴ではあるけれど、スポーツとの関連性は薄く、つい切り離したくもなります。

でも、近大は自分たちにとって最もアイキャッチになるのは近大マグロだと理解しているんでしょう。だからこそキャラクター化が難しいマグロをあえて使い、マグロを擬人化するという離れ業をやってのけたのだと思います。ここらへんのブレのなさは、近大のらしさであり、すごさです。

……などなど。近大と違い、この記事はだんだんとブレてきたので、今回はここらへんにしておきます(笑)。大学業界も、個々の大学も、これまでになく動いています。今年も、そんな大学の変化や挑戦について、いろいろと取り上げていくつもりですので、どうぞおつきあいください!

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