2014/05/19

【ほとゼロ コラム】大学図書館を上手に使う“コツ”


■目当ての本を事前にチェック
せっかく大学図書館を使うなら、無駄なく快適に使いたいものですよね。そこで今回は、大学図書館を上手に使う“コツ”をご紹介します。

せっかく大学図書館に行ったのに、目当ての本がなかったり、貸出中だったりすると、けっこう凹んでしまいます。そこで借りたい本がすでに決まっているなら、ウェブの蔵書検索サービスを使ってチェックしてから借りに行くのがおすすめです。

大学図書館の公式サイトや大学の公式サイトの大学図書館ページに、だいたいの場合「OPACOnline Public Access Catalog)」という蔵書検索システムが用意されています。

これを使うと、目当ての本があるのかどうかはもちろん、どの本棚にあるのか、貸出状況はどうなのかなどについても簡単に調べることができます。

いつも行く大学図書館のOPACを探すのが面倒だとか、いくら探しても見つからないよぉ……という人は、ぜひ農林水産省研究情報総合センターが運営する「Jump to Library!(In Japan)」というサイトをチェックしてみてください。

ここには、全国の大学図書館と公共図書館のOPACと公式サイトへのリンク集が、あいうえお順で掲載されています。つくりが非常にシンプルなサイトなので、パソコンが苦手な方でも無理なく利用できるはずです。


■読みたい本を効率よく探す

大学図書館の蔵書が充実しているとはいえ、すべての本がそろっているわけではありません。時にはいつも行く大学図書館に、目当ての本がないことだってあるかと思います。

こんなときに役立つのが、大学図書館や公共図書館の蔵書をウェブ上で横断して検索できる蔵書検索ウェブサイトです。代表的なものを二つ紹介しましょう。

一つは、国立情報学研究所(NII)が運営する「Webcat Plus」。ここでは江戸時代から今週刊行された書籍に至るまで、すべて検索ができます。しかも、本、作品、作者から検索できる他、連想検索といってキーワードを入れると関連する書籍を挙げてくれるユニークな検索システムも搭載しています。これのおかげで、なんとなく覚えてるんだけどなー、なんだっけなー、なんていうモヤモヤした状態からでも、本を探すことができるのです。

もう一つのサイトは、「CiNii Books」です。こちらも国立情報学研究所が運営しており、大学図書館のみに特化しています。検索方法はとてもシンプルで、「図書・雑誌検索」か「著者検索」のどちらかのタブを選び、あとは検索窓に文字を打ち込むだけ。パソコンが苦手な人でも難なく検索できる扱いやすいサイトです。

借りる本を決めずにぶらぶらと散歩がてら大学図書館に出かけるのは、なかなか“オツ”ですが、いつもがいつもそんなに余裕があるわけでもありません。大学図書館を有効に使うために、ぜひ蔵書検索を使ってみてください。

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