2018/09/29

大学によるコミュニケーション能力育成の限界と、その突破口(敬愛大)


ばっさりと断じてしまうなら、ほとんどの学生にとっての大学は、社会で働くための知識やスキルを身につけるための場所です。研究者をめざす人や卒業後ぶらぶらする人もいるでしょうが、それはやはり少数派です。大学もそれがわかっているから、コミュニケーション能力をはじめ、仕事で役立つスキルの育成に力を入れ、それを入試広報のアピール材料としても使います。しかし、よくよく考えると、これら能力の育成は、畳の上の水練というか、大学がやるのはなかなか大変なミッションなように思うのです。

2018/09/23

マスコミ視点で考える、重宝したい研究者と研究活動(関西大)


研究者のメディアへの取り上げられる方として、最も華々しいのは社会にインパクトを与える新たな研究成果を発表したことによって、というものでしょう。でも、新たな研究を発表しなくても、特定の分野の専門家である研究者は、メディアにとって大切な存在です。とくに、かゆいところに手が届くというか、マスコミが表現したいこととマッチする研究をされている方は、だいぶ重宝されているように思います。

2018/09/19

RA協議会第4回年次大会のパネルディスカッションに登壇しました!


9月19日に開催されたRA協議会第四回年次大会のプログラムの一つ「URAが担う大学・組織・研究のブランディング」に登壇させてもらいました。大阪大学の岩崎さん司会のもと、京都大学の白井さん、関西大学の舘さんとディスカッションをさせてもらいました。

外部から大学(とくに大学広報)を見たときの、お金、発注、人材、体制などのこういう部分を変えたらもっとよくなるのでは……的なことを好き勝手しゃべらせてもらい、とてもすっきり貴重な体験ができました。参加していただいたみなさま、面白い場に誘っていただいた、舘さん、白井さん、岩崎さん。本当にありがとうございました!

2018/09/16

学問の本質は研究活動にあり!?研究で魅せる大学の個性(大阪工業大)


どの大学も外部資金獲得が大きなミッションとして課せられている今、企業にどう研究活動を広報するかは、しっかりと考えなくてはいけないテーマです。今回、見つけた大阪工業大学のイベントは、このテーマに該当する取り組みになるのですが、力が入っておりなかなか面白そうです。

2018/09/08

ナイーブで扱いにくい個人の意見をどう使うか?学生視点の大学評価の落とし穴


何かしらのものやサービスを購入するとき、表と裏ではないですが、オフィシャル情報とユーザー情報の二つの情報をもとに判断するというのが、今のメジャーなやり方なように思います。SNSや口コミ掲示板など、ユーザーからの情報を簡単に手に入れられる環境が整ったことが関係しているのでしょう。この趨勢(?)に乗っかってか、文科省でも学生視点、つまりユーザー視点の情報収集と発信に取り組む動きがあるようです。

2018/09/02

大学のブランド価値は「大学」から「大学+学部」へ。下位私立大学は看板学部で活路をひらけ!


私立大学の上位校が学部を増やしていくことで、下位大学の志望者がどんどんと吸収されていっています。これは以前から、問題視されていたことですが、改善どころかその傾向はますます強まっているようです。このままいくと大学の捉え方自体が、変わっていくんじゃないかという気がします。