2014/02/18

大学版“恋チュン”動画ここに極まる

以前、このブログの「大学版“恋チュン”動画から伝わるもの(慶應 他)」という記事で、大学がAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を踊っていて、それがけっこうおもろいよ、ということを書きました。

どうやら、このトレンド(?)に乗って、文部科学省も各大学と一緒になって“恋チュン”動画をつくったようです。

以下、マイナビニュースより。



文部科学大臣も東大生もAKB48も踊る!「恋チュン」留学替え歌バージョン公開 
文部科学省は2月14日、留学応援ソング「トビタテ! フォーチュンクッキー」のミュージックビデオを公開した。これは同省が進める留学促進キャンペーン「トビタテ! 留学JAPAN」施策の一環として作成されたもので、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」替え歌になっている。(後略)


今回の動画は、文部科学省が推進する留学促進キャンペーンの一環で、歌も従来のものとは違い、留学を鼓舞するものになっています。

文科省のおえらいさんや、グローバル30に採択された大学、それにAKB48本人たちも登場し、内容としてはかなり豪華です。確かに見ていて面白くはあるのですが、個人的には何かこう白けてしまうところがありました。
なんというんでしょうか、これまで子どもたちが創意工夫して楽しんでいたところに、財力ある大人がそこに割って入ってきたような感じ。

若者世代に人気があるものを使って、プロモーションをかけるのは手法としてありだと思います。
でも、別に自分たちが踊らんでもいいんじゃないかと。それよりも、留学生と“恋チュン”を踊ろうなど、学生たちにアクションを促すキャンペーンをはった方がいいんじゃないでしょうか。これだと、留学生に日本のポップカルチャーを伝えられるし、踊りを通じて学生と留学生の仲も深まる、それに何より主役が学生たちになります。
それで、行政は動画を公開する場やインセンティブ(たとえば、優秀者はAKB48から表彰されるとか)を提供し、場を盛り上げていくことに徹する。なんかそっちの方が健全な気がします。
まぁでも、あれこれ書きつつも、こういうイロモノ的な取り組みも嫌いじゃないんですけどね。




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