2019/07/06

「オープンキャンパス」の意味と、「キャンパス」を「オープン」する意味(東京造形大)


気がつけば、すっかり暑くなってきました、夏です。大学の夏といえば、そう、オープンキャンパス! 7月も中旬になるとどの大学もこのイベントに向けて、あわただしく動きはじめます。今回はそんなオープンキャンパスの取り組みで、目に留まったものがあるので、そちらをご紹介します。

以下、大学プレスセンターより。

年に1度・美大の魅力満載の2日間 -- 東京造形大学オープンキャンパス -- 「SYN-KA」<しんか>を開催します! 
東京造形大学(東京都八王子市宇津貫町1556/学長:山際康之)は7月13日(土)・14日(日)の2日間にわたり、オープンキャンパス2019「SYN-KA」を開催致します。開催期間中は、作品展示・上映、授業公開・体験、ワークショップ、キャンパスツアー、進学相談会等のさまざまな企画を予定。ご家族やお友達と共に、または一人でも、気軽に楽しく東京造形大学の魅力を体感できる2日間です。 
本学では、オープンキャンパスのために結成される学生ユニットが主体となってコンセプトやテーマを掲げ、ポスターをはじめ学内全体のデザインを企画してオープンキャンパスを作りあげています。(後略
京都造形芸術大学のOPEN CAMPUS2019サイト


オープンキャンパスの開催数は大学によりけりで、国立及び上位私立大学では年1~2回というところもめずらしくないし、一方では2ケタ開催する大学も多くあります。多い少ないは一概にどっちがいいとは言えないのですが、それでも回数が少なくなると、その分、実施内容の質が求められるし、失敗が許されなくなります。

今回、取り上げた東京造形大学のオープンキャンパスは、年2回の開催のため、少ないパターンのオープンキャンパスになります。にも関わらず、東京造形大のオープンキャンパスは学生ユニット主体で開催しているんですね。東京造形大のオープンキャパスは、2日とはいえ連日開催なので、1日目の失敗を活かして2日目に内容を変更…とは、なかなかできません。どうしてもリスクを感じてしまうのですが、見方によっては、それだけリスクがあっても、学生主体でやる価値があると判断したともとれます。

この記事を書いている7月6日段階では、オープンキャンパスが開催されていないどころか、詳細プログラムもまだ出ていないので、その価値については何とも言えません。でも、大学が学生にそれだけの価値があると感じ、まかせるという事実には、何か熱いものを感じてしまいます。

また、この東京造形大の取り組みを見て、オープンキャンパスは一種でなくてもいいのでは、と感じました。学生が主体となって開催するオープンキャンパスと、大学が主体となって開催するオープンキャンパスでは、伝えたいことも違うし、伝え方も違うでしょう。また、開催する時期や対象(学年)によっても、必要とする情報は異なるように思います。

そう考えると、高校生を大学に招くイベントを、のっぺりとオープンキャンパスという一つのワードでくくるのはとてももったいないように感じます。たとえば、学問の魅力を研究者が語るトークイベント(たとえば、アカデミックトーク、みたいな?)であったり、部活動の魅力を伝えるスポーツオープンキャンパス(実はこれ拓殖大で開催していて以前取り上げました⇒こちら)であったり。自校がキャンパスをオープンしてまで、高校生に何を伝えたいのかをもっと突き詰め、工夫して、そしてその内容に合ったイベント名をつければ、高校生にもっと大学の個性や想いが伝わるように思います。

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