2018/06/30

必要なのは内容より物語!? 新たな視点で広報ネタの棚おろしを(北海学園大)


社会向けの大学広報での一番の難しさは、そもそも一般の人はそこまで大学に興味がない、というまさにそもそも的なところにあるように思います。これを打破するにはどうしたらいいのか、そう簡単なことではないのですが、少しヒントになりそうな記事を見つけたのでご紹介します。

2018/06/23

伝えるために魅力をとことん厳選する、引き算的アプローチの可能性(武蔵大)


今後、大学が生き残っていくためには、もっと個性を発揮して、大学固有の強みを磨いていかなければいけない。こういった提言は、よく耳にするし、実践している大学も多くあります。

“ゼミの武蔵”で有名な武蔵大学は、まさにこのフレーズを忠実に実践している大学の代表格です。でも、よくよく考えてみると、この“ゼミ”というのは、他にはない強みがあるというか、けっこう独特なアピールポイントなように思うのです。

2018/06/15

脇役が輝く1日で、オーキャンにさらなる深みを(拓殖大)


オープンキャンパスで何を伝えるべきか、どう伝えるべきか。ちょうど今がオープンキャンパスの告知ツールをつくる時期ということもあり、大学の職員さんたちとたびたび話しをします。そのなかで、職員さんたちから感じるのは、内容がマンネリ化していて何かを変えたい、というほわっとしたニーズです。

実際のところオーキャンにはプログラムとして外せないものが多く、簡単に変えられないからこそ、こういうニーズが出てくるような気がします。でも、毎回のプログラムを根本からいじならなくても、ちょっと工夫をすることで、オープンキャンパスの見え方を変えることができるかもしれない。拓殖大学のイベントには、そんなヒントがあるように思います。

2018/06/09

雑誌系大学案内から気づいたこと。大学案内が変わると広報戦略が変わる(岐阜聖徳学園大)


先日、会社の近くの紀伊国屋で本をぼんやり見ていると、近畿大学の大学案内『近大グラフィティ』が売っていました。近大のキャンパスに近いわけでもなく、ビジネス街にある紀伊国屋です。大学との縁もゆかりもないところでも“売れる”と店員に思わせるわけですから、この大学案内は、もう立派な雑誌なのでしょう。

ちなみに今年は、エイ出版の『世田谷ライフ』と駒澤大学がコラボして『駒澤ライフ』という大学案内兼雑誌も販売されていて、ほんのちょっと話題になりました。さらに、これに続けとばかりに、岐阜聖徳学園大学でも地元の出版社とコラボした雑誌が出版されたようです。

2018/06/02

教員は専門家であるとともに賢者であれ。大学教育を別角度からアピールする試み(一橋大)


受験生にとって、志望大学の教育内容というのは、当然、興味のある情報です。しかし、よっぽど特徴のあるプログラムでなければ、どの大学であっても同系等の授業は、けっこう似通って見えてしまいがちなのが実際のところではないでしょうか(とくに座学)。

では、何をもって自校の教育の質を伝えればいいのか。難しい問題ではありますが、一つの手法として、何を学べるか、ではなく、誰に学べるか、にスポットライトを当ててみるというのはアリなように思います。一橋大学の学生が取り組むウェブサイトは、この教員の質を伝えるうえで、よいヒントが含まれているように感じました。