2019/04/28

非喫煙者優遇が、大学の“らしさ”を殺す(大分大)


ここ10年ほどで喫煙者の肩身はびっくりするほど狭くなりました。喫煙者の苦難は、喫煙場所がない、タバコが高いだけでなく、いろんなシーンにおよび、就職するうえでも足かせになっています。そして、この採用活動での喫煙者冷遇の波は、大学にも押し寄せているようです。はたしてこれはいいことなのかどうか意見がわかれるところですが、個人的には反対だと思っています。

2019/04/20

年輩者の底抜けの学習意欲を、大学はどう受け止めるのか(放送大)


昨年末に『50歳からの大学案内 関西編』という書籍を書いたからでしょうか、今年は年輩の方の大学進学や卒業の記事がよく目につきます。書籍の取材のときにも感じたのですが、歳を取られてから進学される方のエネルギーというのは本当にすごいですね。でも、そのエネルギーにちゃんと応えられる学びを大学は提供しているのでしょうか。記事を読みながら、そんなことを思いました。

2019/04/13

考えるほどに悩ましい海外向けPRツールをどうつくるか(拓殖大)



海外からの留学生獲得は、以前からずっとある大学の大きな課題です。海外向けのPR活動には、現地でコツコツと大学の魅力を説明するというのがある一方、海外向けウェブサイトを作って情報発信をするというのもあります。今回、見つけた拓殖大学の海外向けウェブサイトは、情報が充実しており、かなり本腰をいれて制作した印象を受けました。

2019/04/06

「研究」「教育」が伝えられること、「学問」じゃないと伝えられないこと(駒澤大)


大学の学術系のコンテンツを無理くりカテゴリ分けしてしまうと、「研究」「学問」「教育」の3つのカテゴリに分けられるように思います。「研究」と「教育」は各大学の固有のものになり、直接大学のPRにつながるのですが、「学問」については、なかなかそうはなりません。でも、実は「学問」こそ、自由度が高く、注目すべきテーマなのかな、という気がしないでもないのです。「禅」をテーマにした駒澤大学の特設サイトから、そんな考えにつながる、ヒントを感じました。