2014/02/07

MOOCsに、今、欲しいもの


最近、何かと話題のMOOCs(大規模公開オンライン講座)。その日本版であるJMOOC公認の日本初の大規模公開オンライン講座提供サイト「gacco」をNTTドコモとNTTナレッジ・スクウェアが開設したようです。

以下、IT Mediaニュースから。


大学教授の本格的な講義を無料で――日本初MOOCgacco」、4月にスタート希望者には対面講義も 
NTTドコモとNTTナレッジ・スクウェアは23日、日本初の大規模オープンオンライン講座(MOOCMassive Open Online Course)サイト「gacco」を公開し、受講生の募集を始めた。大学の教授陣による本格的な講義を無料で受講できる。講座は41日から順次開講する。(後略)


gacco」を覗いてみたところ講座数はまだまだ少ないのですが、大学はもちろん高等教育全般に関わる大きな取り組みが、徐々にカタチになっていくのをかいま見れた気がして、ちょっとテンションがあがりました。

以前、社会人向けの有料大学公開講座で教鞭を執る教員を取材したとき、「社会人向けの講座は、受講生の知識量もモチベーションも差が激しいので教えるのが難しい」とおっしゃっていたことがあります。

受講生とリアルに触れ合える公開講座なら、教室の様子を見て教え方や内容を調整できますが、オンライン講座であるMOOCsは、なかなか柔軟に対応できません。そのため、これら講座の難易度がどれほどのものなのか、知識はどれくらい必要なのか、また修了までにどれくらい時間を見込んでおけばいいのかなど、何か指標になるものがあると、より受講生と講座内容のマッチングが上手にいくのでは、と感じました。特に、社会人利用者が多いと予想できるため、予習復習を含めた時間面の目安は大事なように思います。

あと、ゆくゆくできそうですが、講座を受けた人たちがAmazonのカスタマーレビューのように感想を書き込んでいく欄ができるといいですね。
感想欄は、これから受講する人に役立つだけでなく、すでに受講した人にとっても有用なように思います。さまざまな意見に目を通すことで、あっ、こんな捉え方もあったんだ、という発見があるように思うからです。

……など、うだうだと事前情報がもっと欲しいぜと書いているのは、私自身、受講しようかどうか迷っているからなんですね。仕事との兼ね合いを考えると、そこそこ負担になりそうだし、でも興味があるし。いやぁ、どうしましょう。

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